セカイから唄が消えれば命も消える

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学生時代に救われた唄

この世界には沢山の音楽が溢れている。当たり前のことだが、歴史を積み重ねた今、音楽は選びたい放題の最新技術を駆使したりで生み出したい放題である。なんて恵まれた時代に生まれたのかと想う一方、もう少し前に生まれてリアルタイムであれが聞きに行けたのにという伝説的なミュージシャンもいる。

少なくとも僕を救ってくれたのもまた音楽で、今の僕を創ってくれたときもそこには歌があった。

初めて音楽を聴きだしたことのことは今でも覚えていて、未だに90年代の音楽は(この頃はドラマも漫画もそうだったように想える)最強だったなと想う。そんな中最も今の僕を形成してくれるきっかけになったのはXだった。


15歳の頃の孤独感や未来への不安、日常への怒りはXによって凌がれた。いや、救われたように想うほどの刺激を感じ、人は見た目じゃないことを覚える(笑)。このバンドがどれだけ生きることに徹した唄を歌っていたかは、その後のヴィジュアルシーンを見ても明らかだ。彼らが創り出した文化こそが、手首に包帯を巻くバンギャルや、僕をはじめとした後の多くのロックキッズ達を生み出した。

その後3.4年はヴィジュアル系一色で染まり、自信も黒ずくめの白塗りというライブを繰り返したが、その時によりどころになった音楽は「Plastic Tree」「MALICE MIZER」「Dir en grey」など。特にプラの竜太郎さんの詩には魅せられた。途中ドリアン助川さんの「叫ぶ詩人の会」にも圧巻したが、音楽専門学校に入るようになり、初めての海外とハードロックカフェで洋楽にはまる。

洋楽ではまっていたのは先日紹介した「SLIP KNOT」と「マリリンマンソン」だ。マンソンのライブは3回見に行ったが、映画「ボーロングフォーコロンバイン」での発言しかり、ここら辺の時期からROCKのアナーキー性や、抵抗、反発、メッセージの強さを実感していく。けど、ROCKだけではなくHIP HOPやメタル、POPSすらも聞くようになったのはでかかった。これも全て人間関係が広がる分だけ比例して深まっていった。中でも海の上で出会ったブラックアイドピースの「Where is love?」は知ったばかりの世界がストレートに入ってきたリアルな叫びだった。

南アフリカもジャマイカも唄が人々を救った

元を正せば歴史的に見ても音楽はセカイを変えてきた。ラスタファリズム輝くカリブ海ジャマイカの海ではボブ・マーリーがレゲエを提唱し、奴隷制度からの解放と搾取され続ける南北問題を唄い、人種隔離政策を強いられた差別の代名詞「アパルトヘイト」では南アフリカ国民の歌の行進によってマンデラが釈放され、黒人初の大統領となる。そんな一部始終を撮っている映画「アマンドラ(力を)希望の歌」はその典型だろう。

そしてキング牧師が率いた公民権運動にも、先日ノーベル賞を蹴ったボブ・ディランや、以前船に共に乗ったPPMのピーター・ヤーロウさん、ジョン・レノンが続く。そしてやはり、この時期にはこれが聞きたくなる。


最初にこれを見た時はその唄のギャップからすさまじいショックを受けた。あのときの感覚を僕は意地でも忘れたくない。

いつでも虐げられている人々は歌に救われる。日本で未来に絶望する若者もまた、未だに唄に救われている。

僕の唯一のストレス解消は音楽で、気の知れた仲間達と唄いに行く時なんかは更に価値観が広がり、心が解放される大事な時間だ。

歌って初めて気付くこと

何を唄うかによってその人の考えや人生まで見れると想う。そして、唄うことでまたその唄の良さを再確認し、聞いていた時の感情に浸り、今の自分に照らし合わせる。そして日々の叫びを再認識して明日に挑む。

今まで色んな人とカラオケにも行ってきたが、毎回本当にその人がよくわかるほどに人の歌とは感激するモノである。上手い下手ではなく、今、何を感じ、何を叫びたくて、何を伝えたいのか。どんな気持ちになりたいのか、その時の心境によって入れる曲は変わっていく。そうやって人も音楽も知り、また新たに好きなアーティストを知り、お気に入りの曲が生まれる。そんな歌が大好きだ。

じゃあランキングされているような曲が本当にいい曲なのかというと大概が外れる。んなもんは唄ってみてそれを聞いた人の反応を見れば一目瞭然だ。けど歌とは出会いであるからして、なかなかそれがないと歴史の闇に埋もれていく。それでもやっぱり名曲は受け継がれていく。

聴いて欲しいうた

先日のFNS歌謡祭で長渕が最高のメッセージパフォーマンスでロックをかました。これはサザンの「ピースとハイライト」の騒動なんて目じゃないくらいスッキリするモノだった。

なにより今まさに聞いて欲しいのはめっきりマキシマムザホルモンだろう。彼らの叫びは今の時代を切り裂く。


そして高橋優のこの曲も名曲。全ては日常から僕らが問われてる。

このご時世でも更に声を上げるモンパチは相変わらず間違いない。

このように、廃れてしまったのは日本のヒットチャートであって、ロックシーンはまだまだ死んでない。

音楽でないと伝わらないモノがあるように、僕らもまた、音楽だけでは得られない何かを創っていく。

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