早くも「久しぶり東京」「ただいま京都」に

また宝物が増えた一瞬の東京行き。今は同僚となった元生徒が、一人でノート一冊埋めるほどのアルバムをつくってくれていた。こういう仕事をしているとたまにこういった宝物が不意に舞い込んでくるから辞められない。

東京での新しい仕事やプライベートなどで、毎日を乗り越えるだけで大変な新生活の中で、こういうものを下船後もいただけるというのは海賊冥利に尽きる。

仲間と宝と諦めきれない夢。

あの海で失ったものもあるが、得たものも多い。そんな僕の足跡が敷き詰められた東京へ初めて帰るという行為は、全く別の視点での帰郷となった。

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会いたい人に会えること

何も知らせずに来ても、兄弟たちはすぐさま動いてくれる。行きつけのラーメンをすすりながらその後の心境なんかを交換したりする至福の時。ほぼ動機の兄弟分は、家族と共に未知なる新生活に向けて引っ越しを済ませたらしい。彼の新しい仕事もやりがいありそうだ。それでも人生は色々あるから大変だけど、それぞれの大変を言い合っているうちに想ったよりたいしたことないんじゃないかと思えてきたりもする。

関西に来た今じゃほぼいなくなってしまったカラオケ友達不足で困っていたところに駆けつけてくれた妹。少し会わないだけで更に僕らは名曲のリストを更新していくのは、新しい出会いを重ねたおかげだろう。彼女だって初めて家を借りてこれから仕事を探すというから毎日みんなが挑戦者であることを再確認させられる。

どこに行ったって、人の悩みは人間関係から尽きないものだが、ここ最近電話で喧嘩しっぱなしだった元生徒も確実に勇気と出会いを重ねて逞しく育っている。もはや驚異であるほどの資質を持ちながら、明日の活躍が楽しみでならない。

共に戦えるそれぞれの今

東京でいつも喧嘩ばかりしてた仲間たちとの再会。

そんなこんなで今と向き合う人らと会ったりしていたらあっという間にタイムオーバー。目的であったかみさんの弟らの結婚式で何度も泣きそうになる。色々ありまくりだろうけど、家族ってすごい。これだけの人間がいるから、それぞれの経験も価値観だって人の数ほどあるから違って当然。それでも何かを恐れ、何かに楽しみ、何かを選んでそれぞれの毎日を生きている。

人に迷い、人に助けられ、人に求められて今日がようやく出来上がる。

数々のハグは次に再会するまでのもっとわくわくするための約束だから、熱がこもる。

本当は不安で仕方ない明日に向けて、今の高鳴りをぶつけて勝負する。足下の水たまりから跳ね返る自分の姿を見て、雨の匂いで深呼吸する。言葉にならない出来事と感情の中、それでも僕らは今日生きることを選んでいることを胸に刻む。

「また東京来るとき」

正直、メインである二日目の用事が済んでからは一日目の連続対談で胸がいっぱいになり真っ直ぐ新幹線に乗り込んだ。

せっかくの機会に会いたい人の顔は何人も浮かんだが、ここら辺が年をとったところだろうか。もしくは離れていたってまた来れるという安心感かはわからない。けれどそんな車内で電話が鳴った。「今京都なの?早く行ってよー。近々またみんなで集まりたいねって行っててさ」「またこっち来るとき教えてよな」。10年以上前に世界を周遊した新聞局員のメンバーからだった。今じゃみんな30代後半にさしかかり、ギャーギャーうるさかったじゃじゃ馬たちも立派に親になっている。もちろん、未だに戦い続けているやつもいればどこで何やってるかわからなくなった人、また何人かは連絡も取れなくなってしまったが、雲の上のあいつも笑っていることだろう。

東京を出てから2時間ちょっとで京都タワーを一人見上げた。30年ほど前まではいつも憧れていた白い塔が、今じゃ「ただいま」を言う場所となったのにはまだ慣れないけど、徐々にこの感覚とうまくつきあっていきたい。

20前後に通い詰めた七色橋

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