東京から関西に来て一年がたったみたい

タイヨウの寿命と優しさが増してきた最近は、もう新たな芽生えを感じさせる風がこの体をすり抜けていく。今まで冬は長いイメージがあったが、思考が変わったのかこの冬に関してはあっという間だった気がする。

去年の3月一日に新宿から大阪事務局に転勤してきた。気付けばあれから一年たった。

来年で僕も40だが、ちょっと前までは信じられないくらいの歳の取り方と出会いの多さに少し困惑するほどだ。人生は、想った以上に面白い。

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こんなに盛り沢山な一年は、初めて地球一周したぶり

世界中の人々に祝福される京都タワー前の新郎新婦

絶望振りかざすバンドマンから、ガンジガラメのホテルマンを経て、世界の海を渡り、知らないことを知りまくって「価値観破壊屋」海賊になって今年で15年目。

本当にこんなに盛りだくさんな一年は久しぶり。予想がつかなかった訳じゃない。そして別に東京が嫌だったわけでもない。ただただ何かに惹かれて辿り着いた京都。ガキの頃から田舎に帰るたびに乗り換えては憧れていた京都タワーは、僕にとっては今まで何度も訪れたピラミッドやトレビの泉ような存在。「また来たわ」と言える場所が、今じゃ太陽の塔やホグワーツ城も含めて日常になった。京都タワーに関しては歌舞伎町一番街のアーチと同じくらいのペースで横切るようになったことが逆に新鮮だ。

地球一周の航海から帰航し、生まれて初めて借りた市川のアパートを出て、西早稲田にバイクで引っ越しをしたのが2005年の5月。まさにあの時の感覚。毎日が新しく刺激的な出会いの連続。

初めて訪れた途上国。ベトナムの孤児院で聴いた子どもたちの夢、インドでのぶらりスラム放浪、リビアでは爆破された国家元首の旧官邸へ行き、ペルーのスラムで驚いた子どもたちの意識の高さ、チリの若者らは自分らの自然を守るために楽しそうに国会議事堂を囲んでいた。何より感じた日本の出遅れ感。そしてそれらを海の上で共有してきた大人になってから出来た大事な仲間たち。

世界は広い。本当に知らないことばかりで、そんな中に自分の大好きなものが詰まっていた。むしろ嫌いなことの中に入っていたりするもんだから、まさにかじってみないと分からない。

大阪のパワーポット「タイヨウの塔」。

大阪という職場の可能性

ほとんどの部署が詰まっている東京からしてみたら、大阪での職場はセンターと小さい事務局が有るのみだから非常に規模は小さい。だがその分それぞれが近い。そして個々以外の可能性が何よりも無限大なのだ。大阪には面白いことをしている店や団体、学校、スペースとしてのサードプレイスが非常に多い。この一年でざっと20団体くらいに顔を出させてもらったが可能性しかない。完全にプロがやることが多い東京に対して、素人や当事者が集まって確実にコアな層を掴むイベントをボコボコやっている。ローカルでもなく、大都会すぎない魅力がなせる地の利なのかも知れない。

だからこそ素敵な大人たちに沢山合う。その中でも活躍する活動家の人も多く、近々是非うちの船のゲストとして乗船してもらいたい人らもちらほらいるくらいだ。ほんまに俺はこの地のことを何も知らなかった。

北には京都、西に兵庫(南の和歌山と東の奈良はこれから)に挟まれる中心地としてまだまだまわりきれないくらいの奥深さを持っている。なにより一番に行きたかったはずの新世界あいりん地区すらまだいけてない。んま、そのうち誰か付き合ってくれるでしょう。

人々による無数の光を向けられるホグワーツ城

京都の街で得たもの

世界遺産17を持つ京都市内は世界中の観光客が溢れているだけあり、新宿よりも海外の人とよくすれ違う。いつかの自分たちのように目をキラキラさせながら街ゆく人々は本当に今をしっかり感じている。そんな地で、僕らは彼らにどんな日本を伝えられるだろう。

僕自身、海外をまわって感じたものは嫉妬の方が多かった。日本にない意識の高さ、アイデンテティ、国境を問わないグローバルな視点、周りの人や物を大事にする宗教観、カッコいいデモは政府の政策をも跳ね返し、北欧の教育の高さや死刑制度廃止からの再犯防止の取り組み、お金や仕事が無くても命の力強さを教えてくれた南の国の人々。

そんな経験とリンクするような生き方を垣間見てきた仲間との出会い。京都の街を所狭しと共に駆け回れるようになった奴らとの出会いは運命じみたものを感じる。

いくらお金を持ってたって、世界何カ国行ってたって、どんだけ偉くたって全く関係ない。

これから変わり続ける時代でどれだけ楽しく生きることが出来るか共有できる繋がりを得ることを幸福と呼ぶ。とことん運がいい自分と周りに感謝することしかできないがそれだけで充分だろうとも想う。互いが互いを求めてたぐり寄せられる、そんな繋がり。

良くも悪くも全ては自分がイメージしたままの世界が出来上がるから、おかげで僕らは出逢うことが出来た。離れていく人も、何か新しいことを始めようと挑戦する人も、素敵な人のそばにいるとようやく命と光を体感できる。

まだ見ぬ一生もののお宝的出会いを求めて、今日も西の空のもと繋がるのだ。

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