新たなる世界の中で吹く風

ゆっくりと街も人も再開しだしてきたかのように見える昨今も、相変わらず先の見えない世界に戸惑いは消えない。まだまだ元通りにならない空間には違和感しかない。

そんな中での出会いは一塩である。

緊急事態宣言解除記念で仲間のシェフが創ってくれた絶品キューバサンド。

スポンサーサイト

世界のうねり

今から70年前は第二次世界大戦、そのまた70年周前は幕末と、時代の価値観を塗り替えてきた70年周期。いつの時代も常識が通用しなくなることはよくあるが、この70年のジンクスは当たるかどうかは別として物凄いタイミングで世界を巻き込んでいる。

その抑圧から解放されたかのように口火を切ったのがミネアポリスでの暴動がアメリカどころか世界中に飛び火した人種差別問題。

アメリカで広がる暴動に対し世界中のアーティストが動く。DRAGON76さんのSNS

今や米国×中国×インドなどの戦争や、テロや天災(人災?)など、何が起きてもおかしくない時代の中、よもや世界はその扉も口も、堅く閉ざしたままだ。

何がどうなってるかの真相なんてどうだっていい。僕らはこの支配された状況から抜け出したいだけなんだ。そのために人に出会う。

一人でいると気が狂いそうになるくらい、人間の愚かさに恐怖を感じて絶望するから会いたい人に会いにいく。

士心さんでのオンライン限定対談などはまさにその一つ。やってみて改めてもっと企画がしたいと実感できた。まだまだ知らないことを知りたい人らと希望が見えるくらい濃い時間を共有したい。それくらいの連帯があってはじめて世界の輪郭がつかめてくるんじゃないかと思う。もはやそれくらい世界というのは全く見えてこない状況なのだ。

今京都で最もピースな侍「士心」のともさんとオンライン対談

それでも素敵な人はいる。

出会っても出会っても、足りないほど、そんな僕の足りないところを埋めてくれるかのような気づきと幸福ももたらして。

「久しぶり」「はじめまして」の懐かしい感じ

車窓から一気に現れた予想外の海

休日の金曜日。いつもなら港で降りる駅を通り越して、親友が暮らす街へ向かった。乗ったこともない線で何てことのない住宅街を過ぎたころ、本から目を上げるとそこにはゼロ距離に大海原が飛び込んできた。線路のすぐ横が海とはこれほどまでに美しい。まさに海列車に乗っている感覚。まるで初めてそれを見たかのような感動で、思わずシャッターを切ったのが上記の写真。考えてみると三か月に一度は港に出向いていた船乗りの僕も、このコロナ騒動で無意識の彼方に海を置き忘れてきていたことに気付く。親友が迎えに来てくれるまで駅出てすぐの防波堤で久しぶりの海を眺めていた。

もうあの航海から15年来の付き合いになる彼女は今やとっくに夢を果たし、一人で素敵な子どもたち三人と平和に暮らしている。

昔から太陽のような笑顔とオーラで回りを包んできた素敵な彼女も、もはやそのまま素敵な母親になっていた。それでも世界への平和を願い、日々胸を痛めては周りの人に幸せを配って歩いている様は健在。相変わらずに成長していく人のたくましさを感じさせてもらったが、そんな中での不安をこぼしてくれるのも親友ならではだった。僕もまたしかり、どれだけ力をもらっているかわからない。絵本に出てきそうな丘の上にある山に囲まれたかわいいおうちには居心地のいい大きな縁側があり、そのパラソルの下で雨上がりの緑の中で語っていた。

今度はあなたの魅力に触れさせたい新しい仲間を連れてまたいくね。

それほど退屈しない現在で僕らは人間関係を繰り返す。わかっている人はやはりしっかりと今を見据えてしっかり生きてるから。

仲間のうちがある最寄駅から一分のところに広がる神戸の海

三条大橋での語りんぐ

そんな中、またもや面白い出会いがあった。その人とはひょんなことから語ることになり、まったくスタイルの違う僕らだけど、驚くべきことにかなり世界を見つめる視点が自分と類似している同い年に出会えた。

石川五右衛門や近藤勇の無念仏漂う三条大橋の下で終電が終わってもなお話し続けていた。

思えばここは京都まで来てくれる仲間と必ず訪れるお気に入りスポット。予定のない日はここで鴨川の流れに耳を澄まして座禅を組んでは空を仰いている。だから人とじっくり語りたいときはここを選んで腰かける。

そしてなにより悔しかった。かなりの能力者で、相当いろんなものを見透かされ、なおかつ本人のスタンスがまた有言実行で今を刺激的に楽しむ生き方を見せつけられたようだった。人のことを上下のレベルで見て接してきてはないほうだが、悔しいほどうらやましく、こんな人が現代にいてくれてと、それはそれは嬉しくなった。思えば僕にとっての大事な出会いとはこの繰り返しなのかもしれない。

そこにはもはや年齢も性別もない。あるのは今どういう生き方を選んでいるかだけだ。過去も未来も大して大事ではない。

そしてこれらはすべて必然と繋がり合っていく。ずっと待ち望んでいたように。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする