これ以上、夜に駆けさせない

10/23夕刻、普段の自分の通勤路で最も人が賑わう大阪梅田HEP FIVEの入り口付近に17歳の男の子が降ってきた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ccc67951a84607019630b98ef1a2e232e062cd29

結果下で歩いていた女の子二人のうち一人にぶつかり、その一人は意識不明の重体に巻き込まれる。渋谷で言うところのハチ公前ほど人が集まる場所だけにパニック状態になったという。

目を閉じて空を仰ぐ。今宵もまた、死神タナトスの誘惑に侵された少年の命は夜を駆けた。

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夜に駆ける

今年大ヒットしたユニットYOASOBIの名曲の意味を理解して聞いたり歌っている人はどれくらいいるだろう。

僕自身最近知って、BiSHばりに作りこまれた楽曲のクオリティの高さと、詩の世界観と歌声全てに衝撃を受けては聴いていた。「タナトスの誘惑」という、タナトス(ギリシャ神話で死を司る神)に魅了された男女が飛び降り心中を図るという悲劇の小説からつくられたという。最近よく聞く話でも、子どもからおっさんまでかなり知られている曲みたいだ。

なぜこれがはやるかは楽曲の良さだとは思うが、一夜去った今朝のHEPは何事も夢だったかのように、KEEP OUTのテープも人もなくただただ閑散としていた。

彼がどんな思いでこのHEP FIVEを選び、あの夜に駆けたかもわからない。

死人に口なし。

大事なのは本当はそこだけど、それを知る由もなく、よからぬメッセージだけが世間を飛び交う。

残酷なのは、そんな彼の心情をよそに想像力乏しき人々のツイートは拡散されていく。

生きていたんだよな

こういう時、とにかくカメラを向ける周りの人の神経に恐怖を覚える。

検索すると一年前のGWにほど近い大丸から飛び降りた女の子の記事も一緒に出てくる。ずっと梅田に通っていたのにこんな大騒動があったなんて知らなかった。

これは1時間近くも警官による説得奇しくも飛び降りてしまった時の動画が出回るという更にえげつないもの。閲覧注意とかそういうことではない。

たしかに人身事故を目の前で見るほど衝撃的なものではある。けど、これをそのままネットに上げたら見世物にしかならない。ここでもまた他人への比較や優越感に似たおぞましい感情を掻き立てる。

まさにあいみょんの「生きていたんだよな」だ。

この曲を聴いた時も一発で胸を鷲掴みにされた。残念ながらこれから売れてしまってこれ並みの曲に出くわしてはないが、とにかくこの心は大事だと想う。誰もがそんなつもりはなく出てもそうなってしまうように、昔は死にたくなかったのに、死を選ばざるを得なくなった何かがきっとあったんだと想う。そしてその声を確かに僕らは生前に捉えることが出来なかった事実。

そして忘れちゃならないのがここに出てこずに、ひっそりと息を引き取るマジョリティの自殺者たちがいるということだ。

ぶっ生き返す

これだけ聞いたらなんて物騒な世の中だと想うかもしれない。けどこれもまた情報の一部ですべてでは決してない。それをどう受け止めるかも、もはや受け手側にも問われている自分事。

僕は世界の国々を回り、もっとも深刻な国と考えたここで世界の広げ方を伝えるため、日々インプットとアウトプットを繰り返す活動している。

日本の教育も、メディアも、政治も、ごく自然に生きていれば誰だって病んでしまうほど残酷なものとなっている現状。更に中には劣悪な家庭問題の悪化も加え、福岡ではワーストでいじめも不登校も増えているという。今年もまた自殺率も盛り返してきた。数字は数字でしかないからあてにはならないけど、少なくともより多くの絶望的な未来ばかりのイメージによって、一部の人々は支配されている。

この世界を創っているのは僕ら自身でしかない。ならばその見聞を広げていけば、見方は変わるはずなのだ。

海外からしてみると大きく印象付けられる、日本と言えば「満員電車で死んだ目下サラリーマン」。僕が思うに深刻な日本の問題は、楽しんで生きている目標と出来る大人を見つけるのが大変なところだ。自分もこうなってみたいと想える人に出会えなければ、目的は見失われるかのように映る。

けど現実、実際どこに行ってもイカしたカッコいい大人は確かにいる。いっぱいいる。けど、ごく普通(ふつうなんて存在しないけど)に学校や会社と家との往復だけでは出会えない。そしてネットの世界も含めて、コミュニケーションが苦手な僕らの文化じゃ結構難しいのもわかる。

だからこそ、ちゃんとチャレンジしてほしいのだ。すべてを投げる覚悟はそれからでもいいと想うが、それすら「もういい」になってしまうんだろう。けどだからこそ、そういうものに触れられる機会や場を多く知らせたいし、つくりたいのだ。

わかったようなこと言うのはまだ早すぎる。一部の政治はさておき、まだまだこの国も終わってない。

ウェルテル効果防止

バットスパイラルを助長していくのがこのウェルテル効果。これもまた難しい情報コントロールだが、真意が伝わらなければそれだけ絶望的な社会だと勘違いされてもおかしくない。だからこういうことはかなり気を付けないと声も出せなくなる。

この一連の流れにおけるおすすめ番組が下記だ。

「指殺人」という言葉があるように、情報だけでも人は死んでしまう。

「家庭」「学校」「情報」、これらからできるその人の価値観もまた、視野や選択肢を狭める。

今日はWHOの規定にのっとり、せめて自分なりのおすすめセイフティーネットを載せて閉めくくろうと想う。

苦しくなったときに見たらいいもの→https://d4p.world/news/6835/

未成年の子たちのオンライン無料相談→若者メンタルサポート協会

あらゆる悩みの窓口フローチャート→http://lifelink-db.org/

世界も人も、もっと豊かなはずだから、もっといろんな現実に出会ってほしいと、魂から切に願う。

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