地球7周目の航海を終えて

船室のマイロッカー上段に補充される世界中のモンスター

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日本に帰航して一週間がたつ。

今回も永遠に感じるほどの夢中な104日間23寄港地の航海を終えてみて、また何事もなかったかのような日常に帰ってきた。それでも達成感や反省と課題を感じるこの一週間。僕らは確かに、あの海の上で全力で走り回っていた。

ようやくいきついたワイキキビーチの入り口

今回の担当は地球大学

先の航海をこの一つの文章にまとめるのはあまり深みを出せないのでゆっくり伝えていきたいと想う。今回は初めて地球大学というプロジェクトの担当をした。ただ地球を回るのではなく、どうせならセカイのことをもっと知りたい、意識の高い仲間と学び、自分を成長させたい、変えたいなどを目標にするクラス34名分の思いが詰まった特別プログラムだ。そもそも知識も意識も目標すら異なるこのクラスを僕と同僚の二人を含めたかたちでつくっていった。とはいうものの、本当に毎日学ばせてもらったのはこちらの方かもしれない。それはそれはセカイを学ぶにつれてそもそもの人間関係や時代背景などから掘り下げる壮大なテーマと向き合わせてもらった。

死んでも残さないがテーマの地球大学BBQ

ドリーム航路と洋上ゲスト

去年から密かに活動していた同僚バンド

航路なんて関係ないと自負してきた自分でも珍しく、今回はずっと行きたかった国への訪問も多く、通算68カ国の訪問も更新した。ロヒンギャ難民の問題と諸かぶりになったミャンマーではアウンサンスーチーさんの足跡(NLD)をたどり、クレタ島ではかつてハンセン病患者を隔離していたスピナロンガ島を一望し、旧ユーゴのエスニッククレンジングから免れたモンテネグロ、寄港前にテロがあったバルセロナ・ランブラス通りからのカタルーニャ広場、9と4分の3番線要するロンドンのキングスクロス駅・ジョンレノンがデモに通ったトラファルガー広場、トレインスポッティングの舞台スコットランドのエディンバラでは議会議事堂を訪問し、新たにパレスチナ国旗を掲げたNYの国連本部、憧れの海賊共和国バハマではパイレーツミュージアムに、そして革命国家キューバでは革命戦線を生き抜いた世代の方々と交流し、ゲバラとカミーロがそびえる革命広場にも降り立ち、ニカラグアではサンディニスタ民族解放戦線(FSNL)のコマンダンテ(司令官)にもお会いしてきた。

アウンサンスーチーさん率いるNLD本部でロヒンギャ難民につっこむ

参加者の半分近くが地球大学生だったミャンマー政府の人との会談

スーチーさんが軟禁されていた家

ギリシャ・クレタ島・元ハンセン病隔離施設スピナロンガ島が一望できる海と風がきれいなカフェ

山一面明かりが灯るモンテネグロの出航

先日テロのあったバルセロナメインストリート・ランブラス通りとカタルーニャ広場の間の献花

ロンドン郊外 ついにきたキングスクロス駅9と4分の3プラットフォーム

デモの聖地トラファルガー広場

スコットランド議会議事堂

スコットランドの核兵器「トライデント」廃絶団体を訪れる

国連のおみやげショップにパレスチナ国旗

海賊の大先輩である千尋さんとあこがれのパイレーツミュージアムへ

ニカラグアの革命家サンディーノ将軍が暗殺されたとされる丘にて

これもまた様々な学びに結びつけるのはもってこいのテーマだ。更に盟友、フォトジャーナリストの佐藤慧を招き、国連WFP(世界食料機構)のトップだった忍足謙郎さん、引きこもり訪問氏の石川清さん、世界的パフォーマーのちゃんへん.、ビデオジャーナリストの木村元彦さん、女優活動家の東ちづるさん、脱原発先駆者の河合弁護士、モバイルボヘミアン(生活旅人)四角大輔さん、国際ジャーナリストの伊藤千尋さんやヤスナ・バスティッチさん、詩人カウンセラーの佐藤由明など、そうそうたる講師陣にもご尽力いただいた。

地球大学・グローバルスクール合同授業

テーマと結果

ハワイイまで駆けつけた同士と兄貴とまったりワイキキ

世界を学ぶことに関して、今回のテーマは出航前につくらせてもらい、「メディアリテラシー(情報を読み解く力)」と「世界の民主主義から学び、日本の民意をあげるには」という点に絞ってきた。

毎日が勝負企画と事件や人生相談の嵐。本当に寝る間もなかなかとれなかった三十代後半の憂鬱。人って大変で面倒くせーけど、だからおもしろいという宴もあった。自分も人も、人に伝えることの難しさと向き合い、それでもあきらないために水平線を眺める日々。

日常にはなかなか出来ない、世界と向き合い学ぶ感覚と、自分と目の前の人を考える超現実的空間、それが僕らの船。良いも悪いも自分次第で全てが自分に降りかかってくる臨場感。

なによりも、共に乗船した仲間との共闘が狭い中でもしっかり共有できたことが宝物になった。対談企画だけではない、人に伝え、知るためのその時間への挑戦は、間違いなくそれぞれとの絆を深められた気がする。あなたはあなたで、俺は俺でいい。いやむしろそのほうがいい。いつまでたっても逃げている人もいれば、人のせいにして今をわざわざ台無しにする人もいる中で、自分らしさを探っては挑戦していく仲間やキョウダイたちを誇りに思った。クソみたいにひねくれている人もいるけど、やっぱりかっこいい大人もたくさんいる。戦争も差別もまだまだなくならないけど、それでも光が見えた。

いろいろありすぎて忘れるくらい大変だったけど、たくさんの学びをくれたあの船に乗船していた人に今一度感謝したい。

僕たちはここにいる。

第一回地球大学報告会第三回地球大学報告会

地球大学卒業式

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