会いたかった人たちへの航海報告

これはNY国連本部で見かけた、かのノーマン・ロックウェルの絵である。ぞくぞくするほどの人々の眼差しには、あらゆる民族が何かを祈るようにそこに刻まれていて一気に引き込まれた。

未だ世界は当たり前に暮らせる日常を求めている。僕らもまさにそうだ。

そして日常である日本に帰ってきてあっという間に仕事も再開し、愛しき再会の毎日も送っている。

調布の紅葉

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再会_個別多発的地球一周報告

名作「愛のむき出し」ロングバージョン

それでも急にクルーズ休暇をもらった僕は人に会わない時間の使い方が相変わらず下手だから、この間のDVD新作をまとめ借りする。見たかった映画が一気に見られるので、これが100日日本を離れていた数少ない特権(あとはジャンプまとめ読み)だ。

そして日々洋上でも喉から手が出るほど会いたかった人たちに今会いまくっている。当たり前の話だが、いくら船が「精神と時の部屋(ドラゴンボールに出てくる一日で一年分修行できる不思議な部屋)」といわれようが、陸もまた100日分進んでいるのだ。

そんなときにシェアする船での話や互いの近況。

海でも陸でも変わらず僕の大事な人々は必死で生きていた。

スリランカ・コロンボ港出港式での仲間の誕生日会

船でも改めて痛感したことは人は人をもっともっと求めているということ。それは、おそろいの服を着るとか、一人じゃトイレに行けないし知らない人怖いから群れるということでは勿論ない。今回僕が担当した地球大学もそうだが、それ以外で仲良くなる人も「人とうまく接することができない」「人間関係を深く築けない」「人前だと素直になれない」「そんな自分を変えたいけどなかなか動けない」という仲間がたくさんいた。勿論それすら言い出すことができない人も。そんなときに良き場所となったのが洋上しゃべり場の企画だったが、そこにもこれない人もいる中で、改めて自分の人間関係の良さに気づかされた。もっとも自分も船に乗るまではそれにとてつもなく悩まされたのだが。人と向き合えるようになると世界が変わる。

出会ってしまえばそんなことはいくらでも変えられる。あとは勇気を持って挑戦できるかどうか。そもそも人や未来に対する恐怖心だって、わざわざ壁を大きくしているのもまた自分だから、やってみてしまえば案外簡単にそれらの先入観は壊せたりする。誰かが動く、その快感を近くで感じられるからたまらない。それでも伝えたい人に伝えたいことを伝えられるように伝えることは、相変わらず難しくもあったが、未だそのタイミングじゃない人もいたからゆっくりこれからも向き合っていこうと思う。

洋上フェスにて

終わり始まり

地球大学でほぼ毎日行う洋上ゼミの一コマ

毎日世界と人を学び会うことができた洋上は遠い日の彼方のように心で揺れている。けれども確実にしっかりと刻まれたその出会いやぶつかりの数々は、今も海を越えてつながっているんだね。最後の地球大学報告でタイトルテーマになった「終わり始まり」は、確実に今の僕らに問いかけてくる新しい始まり。

そもそもの目標である世界で学んだことを、どうやってこれからの人生における日常で生かすのか。

最初は「質問ある人?」「何か提案ある人?」と聞いてもなかなか手が上がらなかった愛しの生徒たちだが、今では日々それぞれの気づきでLINEが彩られていく。離れてみて初めて気づくこと。一人になって改めて感じる大切なもの。

いつだって何かしらと繋がってるこの世界の中で、あなたは今日、何を見つけるだろう。

ダイスケはんも通う目黒のホルモン屋にて

それでも人と比べて焦らず、自分のペースをつかんで、またあのときのみんなの顔と合いたいものだと、しみじみおじさんは思うのだった。

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