どんな大人になりたくない?

地球大学最後のスライドショーに僕が選んだ曲は高橋優の「駱駝」。

伝えたかったことはその曲の後半にあるのだが、まあそれは生徒たちに感じてもらうとして、今回の旅の一つのテーマだったのが、ホームルームの時に最年少の生徒から発せられた「こんな大人にはなりたくない・・・!」というとこだ。

状況的には、陰でこそこそ言っててみんなの前になると黙る人のことを指していたわけだが、じゃあ大概の人はどんな大人になろうとしているのだろうか。

つかの間の爪爪爪

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なりたい大人像

僕は常々船を出している目的の一環として「こんな大人に出会わせたい」というテーマを持って若者と接している。それが何かを求める若者に対して、生きる強さを圧倒的に上げる方法だと思うからだ。

僕自身、目指すべき大人像になかなか出会えなかった人間だった。そうなると世の中の希望的なものが一気に見えなくなり、簡単に諦め、絶望するようになる。何も知らないくせに。

けどそれらは自分の行動範囲と関係密度によっていくらでも変わる。そのきっかけとなるのは洋上ゲストとして各界で活躍しているいかした著名人だったり、僕の自慢の同僚や仲間だったりするのだが、この人たちとの繋げ方がポイントだと思っている。適材適所とタイミング。これが双方がっちりはまったときの快感はたまらない。

国連WFPアジア局長 忍足謙朗さんを地球大学&グローバルスクール生で囲んで

よき弟分、フォトジャーナリスト佐藤慧

どんな人でもまぜこぜの社会を目指す超活動家の東ちづるさん

船に合流してから最後まで授業に出続けてくれたSEALDs KANSAIのしおんちゃん

海賊的情熱のジャーナリスト、東京の父親的存在の伊藤千尋さん

今回の船で何度も対談させてもらったライブハウスの父、平野悠さん

最も対談企画を創ってきたフォースの同士、マスター藍子

クムフラでアロハ精神の伝導女神サンディさんと、詩人カウンセラーで相棒の由明

間違いない大人たちと何かを欲している若者を繋げること、これこそが世界を広げることに同義する。「こんな大人もいる」ということを知ることは、自分にいいわけができなくなるから価値観を壊したり、動かざるを得ない状況に巡り会える。

その分、人によってもその誤差や反応は様々で、そこで意識の差なんかがもろに出る。ここが人間難しいところで、言うだけ言うけどどこまでそんな自分を求めるかはその人によって全くといって違う。だからおもしろいと思うのだが、その他人の背中を見て気付く人もいれば、全くもって違うところにあたる人もいるから色々だなあ。

今の環境が良くないのは、自分の言動が良くないから

船では何人かの人から散々言い訳を聞いてきた。その気持ちもわからんでもないが、そのほとんどにおいて彼ら彼女らは誰かか何かのせいにして行動を起こしていないことが実に多い。

そうするまでの勇気がない、やってもできない、そこまでの意欲はないけど今が不満。言ってることをそのまま返してあげるとみんなしかめ面をする。そうやって良くも悪くも自分のことを受け止めきれなくなる。その場合特に受け止められなくなることは自分にとっていいことの方だから日本の人は面倒くさい。昔の自分を見ているようで虫唾が走るがそれでは筋が通らないのでグッとこらえて待つ。

いつどこで誰と何をするか。自分がどんな選択をするかで目の前の世界は変わるし、今目の前にあるものは自分が選んできた延長であるが故に、自分の求めてきた結果だ。

けど必ずしもそれはいつも一致するわけではなく、人のどこかを狂わせる。

だから現実どこにいっても嫌な大人はいるもので、そんな人らの振る舞いを僕の仲間は見逃さなかった。それは年配だけではなく、20代30代の若者しかりだ。

今自分がなりたくなかった大人になってないか

ふと気付くと、こんなことはよくあるもの。人生は時に今まで培ってきた大事なものを見えなくさせる魔力を放つ。僕自身もよくその罠にはまることもあるが、これがまたいつの間にかだからなかなか気づけない。それもそのはず、生きる上で大事にしていることの数なんて生きていれば増えていって当然。だがそのすべてをいつでも全部使いこなせるかと言えば、そんな面倒くさいことをする必要もなく、大事なことが染み込んでいる以外はぽろぽろ溢れるものだ。

気がつけば自分がなりたくなかった大人になっていることも充分ありえる。

そんなときにはしかと受け止め、方向転換ができる大人に一緒になっていきたいと思うこの頃。

誰だってなりたいもの、なりたくないものはある。

いつだって周りが教えてくれるその声には、素直になりたいものだ。そこではじめて、悔しさや恥ずかしさとともに、現実との距離を教わるのだから。

大けがしてるバハマのおじさんと

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