世界中の人の目線

近頃はちょっと前に比べて随分「世界の人々の暮らし」が見えやすくなった。

それはSNSだけでなく、映画や雑誌などでも簡単に世界がのぞけるようになったからなのかもしれない。

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映画「LIFE IN A DAY」

残りわずかな東京生活なのに、最近出不精な自分は一人でよくDVDを借りてくるようになった。その中で干渉した一つに「LIFE IN A DAY」という映画を見た。これはある一日に限定し、facebookでそれぞれの過ごした動画をアンケート形式などで集めた今風な作品だった。

それぞれ国によって全く違う文化と常識の中、違う景色が見られている。と同時に、同じ国の中でも年齢・職業・価値観などの違いで、それぞれの立場によって全く違った景色が見える。

それはすごく近くにいても、例え同じくらいの状況においても、受け手の感覚次第で見えるものは全然違うという不思議さ。

富豪、片親、ランボルギーニ、孤児、ロレックス、障害、スカイダイビング、闘病、万引き、グリーン車、帝王切開、サプライズ、服役者、事故、病気、ドラッグ、誕生日、戦争、難民。

僕らが無言で満員電車に乗っているとき、第三世界の大家族はいつものバラックでよりそい、顔を見合わせて笑う。

これだけ見ると「この世界は一体何なんだろう。。。」という疑問に駆られるだろうが、あくまでこれは世界の断片であり、編集者の選別によって成り立っている。だからもっと残酷な投稿もあっただろうけど、もっと幸せなこともあったかもしれない。載せられないものだってあれば、ここまでまとめるのも本当に大変だっただろう。そして余計世界が見えづらく、わからなくもなるかもしれない。

唯一わかることは、もっと広い価値観や視野が必要だと言うこと。

「フレンズ meet-up」~妹弟分のメッセージ

陸に降りるとどーも伝えたいことの手数が少なくなる。船では毎日いくつもの企画を手がけてたけど、なかなかお金と時間と心はついてこないものだ。

そんな中、ありがたいことに間違いない企画に誘ってくれる兄弟分たちがいる。

今回は代官山にて「難民」をテーマにして行われたイベントに行ってきた。

妹、弟たちが丁寧に創ったイベントには着付けで姉が関わっていたり、受付でまた別の妹が関わっていたりと笑顔が溢れる空間に仕上がっていた。そこでは日本で初めてパレスチナ難民認定を受けたホセインくんによるパレスチナ料理と、311の思いが詰まったYaeさんのうたなどもある3時間。一部では企画者である菜津紀とサヘルさんらの難民に対する思いから、慧が出会ってきた難民との出会いやそこで学んだことなどを聴いた。映画監督の岩井俊二さんは国際電話を通じての参加。パレスチナにもアフリカにも行ってきたことがある

改めて感じたが、本当に彼らはそのときの名前のついた出会いとやりとりを大事に伝えている。だからそれを見聞きした人たちが、あたかも世界のその人に会ったような疑似体験ができ、ようやくそこでその問題との距離が無くなり自覚する。

菜津紀がずっと紹介したがっていたサヘル・ローズさんも、元難民という壮絶な経験の中でのメッセージには、その場に来ている人たちへ訴えかける力も強かった。是非ともどこかの海でご一緒したい。

会を終えて共に来ていた生徒達との帰り道、己の視野を広げると言うことは多分こういうことなんだろうと方に落ちた雨を受け止めたカフィーヤ(アラブスカーフ)が物語っていた。

世界は広い。けど狭い。

中には「知ってどうする?」という人もいる。歴史の歪曲をする人や、自分たちだけの意見を押しつけて会話にならない人もいるだろう。

それでも僕は彼ら彼女らみたいに、知ってからじゃないと何もわからないし、始まらないことはわかる。

という空間を創っている人がいて、共に足を運ぶ官営があるなら、今この時代に生き手居ることは捨てたもんじゃない。例えそうでなかったとしても、特にパイオニアと呼ばれる人たちは一人でも、変人といわれようが今を創ってきた。それ以上に、歴史に残らなかった名もない人たちの上に僕らは生きている。

それでも僕らは、本当に世界の人たちの視点に立てているのか。まず共に暮らしでもしない限り無理だろう。だが想像することや、のぞいてみたり、知ることは出来る。

「もっと世界を知りたい」。

この前電話相談で語った子が言っていた。キラキラしたその声と世界を、僕らはいつも繋いでいる存在でいたい。

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